早くない?

なんだか天気が良くて気温が高い東京です。
周辺の各所から「もう梅雨明けしたんじゃない?」という声がちらほらと聞こえて来ていましたが、
テレビのお天気の人も「いやひょっとしたらもう梅雨明けかも」みたいな発言をしていましたよ。

え、この前梅雨入りしたばっかりなのに?
もう梅雨明け?

梅雨の時期にちゃんと雨が降ってくれないといろんなことが困っちゃいますよね。

例えばダムの水位が上がらなくて断水が発生してしまったりとか
お米の生育に必要なだけの十分なお水が溜池にためることができなくて
お米がちゃんと育たなくなってしまう可能性も出て来てしまいます。

水が足りないとお野菜や穀物の生育にも影響が出る可能性があります。


というわけで、おそらく今年はお米とお野菜のお値段が爆上がりしてしまうかもしれないな・・・。
飼料作物が不足すると当然お肉や卵などのお値段も爆上がりするのかな・・・。

なんて予想を今からしています。

電力不足による計画停電も増えてくるだろうし、
水不足による断水も起こりうるかもしれないなあとも思っています。

生きるだけで大変な時代にこれからどんどん移行していくかもしれないぞ?
というか、もう始まっているのかも。
なんていう不安も湧き上がってきます。

これから
「地球温暖化の影響」をよりわかりやすく目の当たりにする機会が増えていくんだろうなあ。
と思います。

それを受けて
「家系を守るためにはどうしたらいいか」を考えることも必要ですが
おそらく地球が治らないとこの傾向はこの先もずっと亢進し続けていくと思うので
「地球を守るためにはどうしたら良いかな?」
ということを考えて生活や活動をするのが重要になっていくんじゃないかしら?

と、私は思います。

昔々、30年近く前に読んだパトリスジュリアンおじさん(今はおじいさん)の書いた本に
「グローバルセンスを持つことが重要」と書いてありました。
当時はたち前後のまるで子供だった私は
「グローバルセンスってどういう意味なんだろう?」と疑問に思い、
そのまま30年近く経ってしまいましたが
最近ようやく理解できたような気がします。

「世界全体を見渡す感覚のことだな。」
と。

おそらく30年ほど前のパトリスジュリアンおじさん(今はおじいさん)は
日本人はいいところがたくさんあって愛すべきところもたくさんあるけど、
「視野が狭い」人が多いと感じていたのではないかなと
本を読んでから30年ほど経った今、そのように推測します。

グローバルセンス、とっても大事なことだなあと思います。

かっこよくない業界

ハンガーの出荷作業の時には、Wildberryが事務所で使っている平たい台車を持って行きました。
これに段ボールがちょうど二つ並べて載せることができます。
そして、5段ほど並べたらいっぺんに10箱の段ボールを運ぶことができます。
10箱載せた段ボールのタワーは、私の身長よりも高かったです。

効率よく作業を進めるためにどうしたらいいか?
何が必要か?
色々考えながら準備をしていたせいか、
出荷作業が全て終わったにも関わらず、
寝ている時に「出荷のシミュレーション」を考えている夢を見ます。

そしてはっと目が覚めて
「もう終わったんだ・・・。」と認識してほっとします。
昨日の出勤時のオガワです。
顔がまだ絶賛疲れているのがよくわかります。(目が開いてない)
全身筋肉痛が抜けなくて老いを痛感しましたよ。
東京は昨日から夏のような陽気です。
あれ?梅雨はどこ行っちゃったのかな?っていう感じです。
部屋着のまんま出かけてるんじゃないだろうな?
答えは、イエスです。(笑)

コロナからこっち、「出かけるからおしゃれしなくちゃ」って思うのをやめてしまいました。
帽子と靴だけ新品で買ったもので、
スカートは自作、
Tシャツとバッグは古着屋さんで購入したものです。
Tシャツは髪の毛で隠れて見えませんが
ミッキーがマイケルジャクソンの「スムースクリミナル」の斜め45度ダンスをしているグラフィックです。

これを着たら頭の中で
「デケデンデデデンデン・デケデンデン・デケデンデン〜デン!」
というイントロのリズムが頭の中をぐるぐるします。

12年前に作られたTシャツなので、サイズ感が12年前です(笑)
当時チビT流行ってたもんな〜(笑)。
まだかろうじて着れるので着ます(笑)。
さてさて、出荷当日のことをもう少し書こうかな?と思いますよ。

事務所に入って久しぶりにF先輩とお会いして、すごく嬉しかったです。
元々若白髪体質だったみたいで、
ずっとかなり明るめの茶色に髪の毛を染めていたのですが、
「お金もったいないから染めるのやめた。」と言っていたF先輩は
今はほぼ全白髪でした。
最後に会ってから8年も経っているのでその分歳をとっているのは当然のこととして、
それでも当時のままのF先輩で、すごく嬉しくなりました。

童顔なので若くみられがちでしたが、
白髪頭の方が年相応の重厚感が感じられて、そのほうが良いのでは?と思いましたよ。

作業終わりのお疲れさん会では、
「今だからいうけどさ」という暴露話に花が咲きました。

当時の社員の中で私が頻繁に社長と非常に激しくぶつかっていたのですが、
その様子を見てF先輩は
「自分の気持ちを代弁してくれているみたいなように感じた。」
と言っていました。
あと
「そこまでまっすぐに向かっていけることが羨ましかった。」
とも言っていました。

そうだったのか〜〜〜〜。

何かトラブルなどが発生して困っていたらいつも助けてくれていたのはF先輩でした。

当時の社長はまだ元気だったのでかなりワンマンでわがままで
怒ったら
ものは投げるわお茶はぶちかますわ商談室のハンガーはぶちまけるわ
本当に大変でした。

F先輩は社長がもっともっと若くて元気だった頃からの付き合いなので、
もっと大変だったのではないかな?と思います。

「俺が運転しててな、社長が助手席に座ってたんやけど、
社長ダッシュボードの上に足乗っけて座席倒しててん。
で、気に入らないことがあったみたいで、ダッシュボード蹴って壊れたこともあったんやで。社長なんかな、生まれも育ちも岸和田の、ほぼこれ(`_´メ) やからな。」
(実際に地元の友達に本職で結構立場が上の(`_´メ) の人がいるみたいです)
なんて話を肴に大笑いしながら飲みましたよ。

事務所に帰ってから「もう少しだけ飲み直そうか」ということで
事務所に保管してあるお酒をみんなで少しずつ分けながら飲んでお話しした内容は
主に繊維業界及びアパレル業界の闇の件、
そしてファストファッション問題についてでした。

「安くないと売れない」という呪縛、
そして最近の若いデザイナー及び若い消費者が
「生地を知らない」「洋服を知らない」「ユニクロしか知らない」という現状。

私は商談の現場を離れて久しいので
ブログで発信している内容はまだ軽い方だな。と思いました。

現役でリアルに今もアパレルの生産の現場でやっている人たちの生の言葉は
もっともっと数倍も重量感があるなと思いましたよ。

それをちゃんと理解して正確に発信するのはとても大事なことだよなあと思うので、
これからもアパレルの闇系の話題はおいおい発信して行こうと思っていますよ。


ところで。

Wildberryの綿麻ワッフルがちょっと遅れているみたいです。
あと、6重ガーゼも。

F先輩が工場の社長に進行状況を確認するために電話をかけたら
何やらものっすごく機嫌が悪かったみたいで、
「そんなもんやってみなわかれへんやろ!」という感じで荒ぶっていたみたいです。

「な・・・何があったん?」と私
「わかれへん・・・。まあ、泉州の男やから、元々気性の荒さは持ってたとしても不思議ちゃうわなあ。」とF先輩。

どうも難航しているのは6重ガーゼの方らしく、
「ワッフルの方はまだマシで、うまくすれば今月中に出してもらえそうなんやけど、
6重ガーゼの方はひょっとしたら月跨いでしまうかもしれへんねん。ごめんな。」
と言いわれました。

そんなわけで、ワッフルの再入荷、少し遅れてしまいそうです。
本来だったら木曜日か金曜日には出荷されてたんじゃないかなと思うのですが、
出荷明細が来ていません。
おそらくまだ加工場にも入っていないんじゃないかなあ?と思います。

納期遅れをすると「責められて金銭的な責任を問われる」というトラウマというか恐怖心が先に立ってしまうのではないかな?と思います。

私自身もOEMをやっていた頃に、若いアシスタントデザイナーさんに
「納期遅れしたんだからまけなさいよ!」とキツくキツく言われたことがありました。
それを生産者さんの方に「こんなこと言われてしまったんだよね・・・。」
と相談しましたら
「僕が納期に関してうっかりミスしてしまったのは謝ったじゃん。
でももうスペースいっぱいだし、これから急げって言われても無理だし、
原材料費とか稼働するための人件費とか光熱費とか考えたら、
こんな小ロットでこんなに薄利でやっているのにさらに値下げなんて言われたら作るメリットが一切ないからこの製品作ること自体やめる!」とキレられました。

実際に工場さんが生産開始時期を見誤っていたことが判明した時点で
発注元に、「すみません、こういう事情で納期が遅れてしまいます。」とは先に報告してありました。

「そうですよね・・・同感です。こんなに何度も打ち合わせして一緒に考えてやっと良いものができて本番って時に、これは困りますよね。」と私
「そもそもその企画の人、自分で何も企画してないじゃん。柄も糸遣いも全部小川さんが考えて手配したわけでしょ?悔しくないの?それにさ、そういう無茶苦茶いう発注者からは、小川さんが我々を守ってくれる立場になってくれないとこの先もずっと続けていくことなんてできないよ?」と工場さん。

・・・。
わかります。


生地も知らない、パターンも知らない、縫製も知らない、糸のことも知らない、インチもゲージも知らない。
で、
雑誌の切り抜きをコラージュしたものを見せてきて
「こんな感じのものを作ってよ。」と丸投げすればそれなりのものが出来上がってくるに違いない。
「だってプロでしょ?」

「自分は色指定だけ考えればそれでオッケー。」

そんな安易な考え方のアパレルブランドさんが今はとっても増えています。

で、
何かあったら「ペナルティ!賠償!責任!」と鬼の首を取ったみたいに言う。

これは私が実際に経験したことで
脚色は一切していません。

もうね、
関わっている側も病みますよ。






え〜。
社長は派手好きなので服装は派手気味ですが

今回の出荷を手伝ってくれたデザイナーさんたちは
「良い生地の服」は着ていても
決して華やかでも派手でもありませんでした。

実はね、今回の出荷にあたって
やっさんが「何着てったら良いかなあ?」と私に相談して来ました。
多分、アパレルの中心の人たちばっかりの中に飛び込むから、
なんかお洋服考えた方がいいのかな?と思ったのかもしれないなあと思いました。
私は何も言いませんでした。

私自身もグレーのTシャツに26パンツにサンダルという、
めちゃくちゃ普段着で行きました。

実はね
ちゃんとモノづくりを知っているレジェンドのデザイナーさんって
あんまり着飾らないんです。
すっごくシンプルでそっけない服装をしています。

彼ら、彼女らはものづくりが好きなだけで、
自分が着飾って他者を威圧したいわけでは決してないのだと思います。
なので、
派手でもなく華やかでもなく、
他者を威圧したり見下したり、みたいなマウント的な行為とは全く縁がありません。


今回の出荷作業の時もそうでした。
質はいいけど、他者を威圧する何かしらのような華やかな服装では決してありませんでした。

ぱっと見、すっごい実績を積み上げているレジェンドのデザイナーさんには
全然見えないと思います。

人間性もものすごく「素」で、本当に普通の人です。
生地や服やものづくりが大好きな普通の人。っていう感じです。
なので、私や、Wildberryのお客様と同じです。

それは普段の商談の時もそうでした。

逆に自分の実力に自信がなかったりモノづくりへの情熱が薄かったり、学ぼうと思う気持ちがそんなに強くない人ほど、
派手だったりトレンド一辺倒の服装に身を固める傾向が強いような気がしました。

今回のハンガーの里親さま募集に関して
「私なんかが・・・。」的なことをおっしゃるお客様がかなり多かったのですが
そんなこと、全然ありません。
興味があったら気軽に手をあげて欲しいなあと思っていました。

「私、生地には詳しくないし」と思われるのは、
接する機会がなかっただけの事だと思います。

その機会を奪っているのはファストファッション市場なんじゃないかな〜と思います。

東京はまだたくさんのお店がありますが
地方は
チェーン店の超大手のお店しかないですもんね。

私自身も北海道の旭川の田舎とか、
和歌山県の橋本市の田舎とか
奈良の香芝の田舎に住んでいたのでとてもよく理解しています。

欲しいけど、ない。手に入らない。
だから作ろう。
ってなったのが始まりでしたが。(笑)

テキスタイルとか、アパレルとかそういう業界って
華やかでキラキラしていてかっこいい業界って思われがちだと思います。

私の認識なのですが
ものづくりに対して真摯に向き合っている人って
意外と地味で本質を生きていて、いつも素のままで、
本当に普通の人っていう認識です。

逆にね、
かっこつけている人を見たら
「あら、かっこ悪いわ。」と思ってしまうようになりました。
ひねくれるにも程がありますね。
ハンガーの到着後の感想、続々届いています。
ありがとうございます。
全て社長に報告しています。

また、もし作品に仕立てられた場合は、
メールでもインスタでもBBSでもいいので
見せてくださいね。
それらも全部社長に報告します。

もちろん、
「眺めて楽しみますよ。」でも全然良いです。
絶対に使い切らなくちゃいけないというわけではないので。
もちろん、気に入らない生地に関してはウエスなどにしていただいても全然大丈夫です。

私たちにとって価値があると思うものでも、
好みに合わないとそうでもないなんてことは往往にして起こりうることなので。
これもある意味ガチャですね。

私は主に封をして送り状を貼ることをメインにしておりましたが、
自分でピックアップする際は
「あ、これ可愛い。」
「あ、これ良いじゃん。」
「おお、いいなあ。」
といちいちぶつぶつと独り言を言いながらピックアップしていましたよ。

翌日の話。

今回のハンガー出荷業務で、私がもらったお駄賃はこの生地です。
インディゴの裏毛。
しかもこの柄、プリントなんです。
濃いインディゴの無地の生地に、
段階的に抜染料が乗るようにメッシュの荒さを調整したプリント型を作って、
抜染し、
オフホワイトの部分はオフホワイトの染料を載せた(着抜と言います)のだそうです。
どっかのサーファーブランドの生地かなあ?と思いましたよ。
見本反だったことが伺えます。
生地の端っこにミシンがしてあって、
全く別の生地を繋ぎ合わせてカットした形跡が見られます。
元からブルーっぽい色のムラ糸を使っていたのかな?
それとも、インディゴで染まっちゃったのかな?
よくわかりませんが、なんだか可愛らしい、儚げなプリントの天竺がくっついていました。

この生地自体は、裏毛です。

見本反などの場合は、生地があんまり短いと、
仕上げ洗いの際に中身が偏ってしまうことがあるらしく、
他の(返品になってしまっ行き場を失ってしまったとかの)生地を繋いでバッチ内のバランスを取ることがあるという話を聞いたことがあるので、
それでしょうかね?

繊維の現場は、いつも工場さんが責任を取らされがちです。
なので、
受け取ってもらえなかった生地が、至る所に山積みになっています。
生地好きな私としてはそういう状況、すごく切ないなあと思います。
何を作ろうかな〜と妄想しておりましたら
やっさんが「スカートが良さそうだね。」
と言っていましたよ。

「なんかこんなスカート履いてそう。」
と。

わかる。
私も思う。
履いてそう。(他人事)

さて、
古巣のハンガーの再利用に関して、大変たくさんのご応募をいただき、
早速「届きました」とのご連絡をいただいております。
インスタグラムにも色々アップしていただいていて、
とっても嬉しいです。
ありがとうございます。

古巣のテキスタイルメーカー自体が無くなるわけではないとはいえ、
社長が今まで34年間生み出し続けた子供たちを
受け取ってくださって本当にありがとうございます。

今回はハンガーヘッドをつけたままでお送りしたので、
もし生地について「これってどういう意味なの?」という疑問がおありでしたら
お問い合わせくださいね。
わかる範囲でお答えさせていただきます。

ハンガーヘッドのあの数字や文字列に、必要なことがほぼ記載されているんです。
もし万が一、同業他社の方が今回のハンガープレゼントに応募してくださっていたら
大変な情報漏洩になってしまうというかなり危ない橋だったのですが、
エントリーしてくださったのは全てWildberryの顧客名簿に載っているお客様でした。

ひょっとしたらその中にも同業他社の方がいらっしゃるかも?
なんて邪推することもできなくはないですが
おそらく
同じ糸を入手できない、とか
同じ加工をオーダーしても断られる、とか
「社長だからできること」
「社長じゃないとできないこと」がとっても多いので、
風合いも含めて完璧にコピーするのは無理なんじゃないかな?と思っていますよ。

これは務めていた頃からF先輩がよく教えてくれていました。
「社長だからやってくれる、社長だから受けてくれることがあまりにも多いから
ウチじゃなきゃできないことがすごく多いんやで。」
と。



到着報告やお客様からいただいた感想は全て社長とF先輩にお知らせしました。

そうしたら夜遅くに社長が泣きながら電話をしてきました。
「嬉しいなあ。嬉しいなあ。生地が好きな人がこんなふうに喜んでくれて嬉しいなあ。」
と。
「あかん。歳とったら涙もろくなってしまってあかんわ。でも、それにしても嬉しいなあ。(泣)」
とエンドレスのループでした。

社長には社長自身の人間関係があって、
昨日会って話した懇意の人から、
社長自身のやり方や人間関係、
私やF先輩のことを批判して、
そしてそれを容認している社長自身のことを否定するような発言を
されたらしいです。結構な長時間。

それを聞いて
「あ、私やっぱりあの人に嫌われてる。」と再認識しました。(笑)

その人はものすごく社長のことが大好きみたいで、
その人よりも社長と仲が良さげに見える人のことを気に入らないんじゃないかしら?
と私は思いました。

私もF先輩も、社長とは親密なので、
やきもち妬いちゃってるのかしら?なんて想像します。
そんだけ社長のことが大好きなんでしょうね。

社長自身も、まあまあ(かなり?)心にダメージを受けたんじゃないでしょうかね?
心筋梗塞後の体に悪いと知りながら深酒をしてしまったみたいです。

飲み終わって帰ってきて、
その直後に見た、皆さんからの喜びのメッセージを見て、
しょんぼりしていたのが一気にテンションが上がったみたいです。
「喜んでもらえて本当に嬉しい!今まで自分を信じてやってきて本当によかった!」と、本気泣きしていました。

「どんどん泣かしたろ。(喜ばしたろ)」と思い、
新しいメッセージが届くたびに社長にお知らせしましたよ。
ドS発動ですね(笑)。

私は社長に対しては生意気な態度を取る無礼な人間だけど、
社長にとって有害な人間ではないつもりでいて
むしろ有益な人間なのではないかな?と思っていて、
それは社長自身もとてもよく理解してくれていると思うので、
その内情を知らない人に批判や非難されても一向に構いません。

私のことを嫌いになった人に対して
嫌われないように頑張るエネルギーと時間をかけても
私にはメリットがないです。

そしてそんなエネルギーを使うほど暇じゃないです。

社長がその人のことを好きならそれで全然いいし、
その人が私のことを嫌いでも全然構いません。

いやだったら関わらなきゃ良いだけの話だしね。お互いに。


募集〜出荷作業の段取りまでの業務が結構色々たくさんあって
しかも自分のお店の出荷と並走だったので
出荷当日までの間にエネルギーを使い果たして
出荷業務を終えてエネルギーがエンプティならぬマイナスになってしまっていた私に
やっさんが手早く手羽焼いてくれましたよ。

社長に
「やっさん良い男だな。仕事できるし、寡黙でクールで良い。俺の仕事しこんだろうか?」
と言われましたので
「やっさんは私の旦那だから社長にはあげないよ。」
と丁重(?)にお断りしましたよ。

出荷作業終わりの「お疲れさん会」でいろんな話をしてすごく楽しかったのですが
その時のことはまた別の機会に。

ありがとうございます

びほー。
中間地点。
びほー。
中間点。
同じ棚を反対側から撮っています。

入りきらなくて玄関前の廊下にも置いています。
これでも2回ぐらい抜いてもらった後の状態です。

この尻は私です。
やっさんが知らないうちに撮っていました(笑)。
都会では運送会社さんは車を使いません。
台車で徒歩、もしくは荷台付きの電動アシスト付き自転車で集荷も配達もしてくれます。

高円寺でも集配は大体台車と人力で集配してくれますが、
ここは日本橋。
「お江戸日本橋〜♪」なんて歌がある通り、
日本でも1〜2を争う、古くから栄えた街で、
近くには三越本店や高島屋本店などがあります。
「カステラ一番電話は2番、3時のおやつは文明堂」の文明堂本店もあるし
「一部上場企業」なんていう文言も珍しくない、東京証券取引所も近くにあります。
証券会社もたくさんあります。
大手製薬会社も近所にたくさんあるし、
大手紡績会社も近所にたくさんあります。

そんな日本橋人形町。

実はすごい街だったんですね〜。
(他人事)

そんなわけで、
ハンガーの出荷作業、
福山通運の人が
午前中から何回も台車&徒歩でピストンしてくれていました。

一番大きい台車を持ってきてくれて
一回の集荷で30箱持って行ってくれました。

それを3回。

その次は「埒が明かない」と思われたのか
トラックを出してくれました。2人体制で。
びほー。
アフターとF先輩。
白塗りのパーティションは同じもので同じ位置です。

私が古巣にいた時から白髪が多い人だったのですが、
久しぶりに会ったF先輩は髪を染めるのをやめたみたいで、
すっかり白髪でいい感じのダンディーになっていました。


F先輩がダンボールを組み立てて中に袋をセットしてくれて

ピックアップは社長とやっさんとデザイナー陣の皆さんが精力的にやってくれて

私はもっぱらダンボール箱の封と送り状貼りと搬出などを担当しましたよ。

手が空いたタイミングでピックアップもしましたが、
他の人たちに比べたらかなり少なかったのではないかなと思います。


社長もF先輩も事務所内のハンガーの量と届いた段ボール箱の数を鑑みて
「こりゃ出荷完了するまで数日かかるやろ・・・。」と思っていたみたいですが
なんと1日でスカッと出荷完了できました。

また奇跡的に
全ての箱の封入が終わったのと同じタイミングで福山通運のトラックが到着しました。

そんなわけでタイムロスゼロで本当にスムーズに出荷が完了しました。

全部が終わってスッキリした事務所内で
「まさか今日中に全部出荷できるとは思ってなかったよ・・・。さすがプロやな。」
と言っていました。

ええ。日常的に出荷業務をやっておりますので。へへ。
私とやっさんの連携は最強です。なんちゃって。

夕方4時ごろには事務所近くの居酒屋で「お疲れさん会」をしましたよ。

その時のことはまた別の機会にお知らせしますね。

もう届いた方もいらっしゃるみたいで、
早速「届きましたよ」とのお知らせをたくさんいただいています。

今回は皆さま協力くださいまして誠にありがとうございました。
ただただ感謝です。

資料として保管していただくのもいいですし、
あんまり好きじゃないものはウエスにしていただくのもいいですし、
ヘアバンドのような小物に加工していただくのも可愛いかも。
インパクトのある柄の小さな生地はTシャツなどの胸ポケットにしていただくとアクセントになるかも。
継あわせてバッグや他の小物にしていただくのもいいかも。
これは社長が10年以上前に購入した、既製品のジャケットです。
かなり高かったと言っていました。

ヨーロッパ製だったかな?

日本国内のアパレル業界でも、8年ぐらい前から「アップサイクル」に関する関心が高まってきていました。
最近ようやく広く周知されて定着してきたかな?という感じなのかもしれませんね。

スッキリしたラックに、
社長が今まで作り溜めてきたサンプル製品を陳列していました。
「ここでショップでもやろうかなあ?」なんて言ってとっても嬉しそうでした。

F先輩が
「東京事務所のサンプル製品の数もすごいけど、大阪本社の製品数なんかこの比じゃないからね?いっぺん見にきたらええわ。ざっと見た感じでも300着はあるわ。」
と苦笑いしていました。

それらも全部、今まで作ってきた生地の着分などを組み合わせて、
宝塚の衣装の縫製を請け負っている、
超小ロットにも対応してくれる(工賃かなり高いけど)の縫製会社さんにお願いして作ってもらったものばかりです。

これらもこれから少しずつ販売していこうかなという話でした。

大阪の倉庫もパンパンなので、その販売もしなくちゃという話だったのですが
社長の娘のM子さんが今忙しすぎてネットショップの管理にまで手が回らないとのことで
古巣のネットショップオープンが頓挫している状況です。

こちらに関しても
「数ヶ月間単身赴任してショップ構築しようか?その場合はマンスリーマンション手配してね。費用はもちろん御社持ちやで」と言いました。(笑)

こちらに関しても
要望があったら馳せ参じる所存でいますよ。

色々ありますが、
みんなで協力しあって踏ん張っていかなくちゃとおもっていますよ。

決戦は水曜日?

さて。

今日です。

ハンガーの出荷作業をしに行きます。

お預かりした運賃全てを昨日の帰りにおろしてきましたので、
それを携えて今日、古巣のテキスタイルメーカーの東京事務所に行ってきますよ。

ちょっと、出荷数が多すぎるので
ひょっとしたら今日梱包した分が全て出荷となるわけではないかもしれません。

でも、
え〜、
出荷準備が整った、「箱詰めして封をして送り状を貼った」状態になったと確認できた時点で、「出荷!」とみなさせていただきます。

作業当日の今日は多分無理ですが(東京事務所にネット環境がないので)
明日には出荷メールを送信できるのではないかなと思います。

最初は一斉配信しようかな?と思いましたが
お一人お一人に送り状ナンバーを記したメールを送信させていただこうと思っていますよ。

ちょっとお時間かかってしまうと思いますが、
どうぞお待ちくださいね。
お近くの方だったらメールより先に荷物が届いたなんてこともひょっとしたらあり得るかも?
その場合もどうかご容赦くださいね。

昨日は最新の名簿を紙に出力したものを見ながら、
名前と個数、送り状の有無の最終チェックをしました。
ショッピングカートシステムを使っていると、
こういう作業って、
商品の登録業務だけ行えば
あとは受注データをCSVデータを排出して
そのデータをもとに送り状を出力して、
バーコードリーダーで送り状ナンバーを読み込んで登録して
ってすればいいだけなので
「漏れ」がなくてすごく楽です。

今回、出荷予定者さまの名簿を手打ちでエクセルシートにまとめて
ご入金確認の有無も手打ちで入力して
それをご連絡したかどうかも手打ちで入力して
送り状は手書きして
送り状ナンバーも手打ちで入力して

と
かなりアナログな方法で管理しましたが

正直、すっごく大変でした。
通常の出荷業務と並行で行っていたので。

いやあ、ショッピングカートシステムのありがたみを再認識しましたよ。

でもこういうふうに、
本来こうだったはずのアナログな出荷システムで管理してみて
「やっぱり基本って大事だな。仕事の根本を理解しているかどうかってすっごく大事なことだな。」
と思いましたよ。

システムの操作方法を理解して使いこなせるだけではネットショップ
ってなんだか無味乾燥なものになってしまうのかも知れないなあと思いました。

だって、その先にはちゃんと生きているお客様がいるのだから。

こちらの気持ちを、画面の向こうにいるお客様に伝えて、
画面の向こうのお客様からの気持ちを受け止めてやりとりする。

私たちは生きていて、心を持っていて、その上でやりとりしていて、
その方法はデジタルであろうとアナログであろうと関係なくて
そこには信頼関係が大事なんだろうなと改めて思いました。

「店主の長ーいブログは日本の闇を感じるので、もっとシンプルにお願いします」
というご新規さまからのメッセージをいただきました。

今の日本、
今のアパレル業界、
今の繊維業界は闇だらけなので、
「なかったこと」にはできない、なぜなら実際に存在しているから。
と私は思っているので
時々暗い内容の闇系のことについて書きます。

それを直視するかどうかは受け手の自由なので、
その話題が嫌だったら読まなきゃいいだけの話なのではないかな?
と思います。

逆になぜ私が発信するブログの内容に対して
信頼関係も構築していない見ず知らずの人が指示してくるんだろう?
と思いました。


Wildberryはずっとこのスタンスでやってきていて、
お店の表面はひょっとしたらカッコイイ系とか
こだわりのお店系に見えているのかも知れませんが
私は「ナルシズム」に基づいたカッコイイとか素敵な自分及び店を目指しているわけではないので
お客様が自分に都合のいい情報、自分に都合のいいお店を求めているのであれば
その人が利用したいお店はWildberryではないんじゃないかなと思います。

もっとカッコつけたいと思っていてもっとキラキラしたいと思っているお店は他にたくさんあるんじゃないかな?と思います。
ネットの生地屋さん、今は私ごときでは把握しきれないほどたくさんあるので。

Wildberryはカッコつけてもいないし、キラキラしようとも思っていません。
現実を見て闇を認める。
その上でじゃあどうしたらいいかな?と考えて活動しているつもりです。

だって、見ようが見まいが、そこに存在しているものがなくなるわけではないもの。

「臭いものには蓋」をしたいタイプの方は
どうぞキラキラしたりカッコ良かったりするWildberryじゃない他のお店へどうぞ。


お客様の要望を聞いて繁盛店になった
という話がたくさんありますが
Wildberryは頑張って規模縮小した店なので
これからも規模拡大とか繁盛店を目指すつもりはありません。


「お店の宣伝するので生地を提供してくれませんか?」
と言われてもお断りしてきましたし、
「パターン本を出しませんか?」
と言われてもお断りしてきましたし、
今の「なんとか食えている状況」で十分です。

お金は
生きるために最低限必要な分だけあればそれで十分。
足りなかったら必要なものは自分で作るよ。

だから、
私はお客様に媚びません。

ただ、
私の価値観に対して「良い」と共感してくださるお客様がいたら
すごく喜ぶし、
その人を大事にしたいと思っているだけです。

良かったら聴いてみてね。
我が家のクマちゃんのお友達のりえちゃんです。
高円寺の女王と呼ばれているストリートミュージシャンです。
おれ、りえちゃん大好き。

色々。

ここ最近のブログの内容を読み返してみたら、
あまりにもダークでヘビーで気分が暗くなってしまいました。

でも事実だしなあ・・・。
その業界の中にいると
「ダークで当たり前」みたいな感覚になってしまって麻痺してしまうというのはありますよね。

アパレル業界の、人員を安く使い捨てるという行為は別に海外工場に限ったことではなく、
実は日本国内でも普通に起きていることでした。

今はコロナでね、
日本国内の海外の技能実習生が祖国に帰ってしまったので
今は日本人スタッフばっかりで回している工場がとても多いみたいですが。

少し前までは、
技能実習生制度は繊維及びアパレル業界ではとても一般的な制度で、
いわゆる海外の
貧しくて技術がまだ発展していない国から
「技術を学ばせてあげる。その代わり、報酬は少ないよ。」
という制度でした。

繊維やアパレル業界内だけで言えば、
技能実習生を受け入れる工場では、寮を完備して、生活するために困らない環境を整えてあげていました。
そして6畳ぐらいのワンルームに2〜3人を住まわせて
食事は自炊させているところが多かったように思います。
田舎でスーパーに行くのが困難な地域などでは食事を提供する会社もあったみたいです。

んで、
そういう福利厚生を整えた上で実習生を受け入れて
長時間、低賃金で働かせるんです。

「技術を覚えさせてあげているんだ。」という名目の上で。

もちろん人道的な待遇をしていた工場もあります。
でもそういう工場は、大体「ハイブランド」を請けている「ハイスペック工場」で
いわゆる「値段が通る」工場ばかりでした。

実習生は安く使えるということで、
各種工場では結構積極的に実習生を受け入れていました。
日本人スタッフがほとんどいないような工場もありました。

これは縫製工場もそうだったし、
小規模じゃない、まあまあ大きめの染工場でもよくある話でした。

もちろん、オットのやっさんの元の職場であるホテルでも、
「技能実習生」という名目で外国人のスタッフが結構いました。


四国の、
とある縫製工場では
インドネシアからの女性技能実習生を受け入れていました。

色々な、ハイブランドの縫製を請け負っていました。

ヨージヤマモトとか、ロンハーマンとか、他にも高価格帯のブランドを、色々、色々。

その縫製工場の社長さんが
「うちは女の子たち(実習生)が忙しすぎて熱を出したら、休ませてあげるんだよ。かなり良心的な工場なんだよ。だから女の子たちは実習期間が終わって祖国に帰っても、日本のお父さんお母さんと言ってその後も手紙をくれたりするんだよ。」
と言っていました。

「ヘ〜そうなんですね。」
と普通の顔して受け答えしていましたが、
「熱出しても働かせるんだ、普通は・・・。それが業界の常識になっているんだ。」
と思いました。
「実習生」って、技術を身につけにきている人たちなので、
日本国内の労働基準法の範囲に当てはまらないんですね。

なので、「安く使える」ということで日本国内の工場では実習生を山のように使いがちでした。
日本人スタッフは労働基準法に守られているので、
賃金のベースが高いのだそうです。
実習生は住み込みするための寮を用意してあげたとしても、日本人スタッフを雇うよりもずっと安く使えたのだそうです。

でもそんな実習生たち、
安く使われながらも、祖国の家族のために仕送りをしていたのだそうです。
家族のために仕送りをするために、
労基の範囲を超えるぐらいの長時間の労働に対しても文句も言わずに健気に一生懸命仕事をしていたのだそうです。

熱を出しても「いや大丈夫です、がんばります。」という実習生もたくさんいたのだそうです。
祖国の家族に仕送りをするために。

それに対して工場の社長は
「それで使い物にならなくなって祖国に返すようなことになったら
そっちの方がお金もかかるし生産効率が下がるからね。だからうちはよその工場よりも実習生たちに優しくしてあげてるんだよ。」
と誇らしげににっこりしながら言っていました。



実習生は安く使って当然。

という常識が、日本国内の繊維及びアパレル産業で浸透しているんだな・・・。
なんだか丁稚奉公みたいだな・・・。

と思いました。

日常的にね、
「研修生制度と実習生制度を使えば最大5年は安く使える」という文言は、
非常に頻繁に耳にしていました。

でもね、
そんな風に安く使い倒した研修生や実習生が、
持ち帰った技術やスキルで本国の産業を盛り上げ、
特にアパレル産業では今は日本は中国に敵わないぐらいになってしまいました。

目先の利益のために後々自分たちの首を絞めるようなことをしてしまったというわけです。

実際に世界中のハイブランドは今は中国の工場に仕事を依頼します。
今となっては中国特に上海は高すぎて発注するメリットがない、とまで言われるようになりました。
要するに、技術面でも資金(機械や設備)面でも追い抜かれてしまったということなんじゃないかなと思います。

15〜20年ぐらい前は世界中のハイブランドの生地及びお洋服を作るのは日本だったのにね。

少し長いスパンでものを見たら、こうなってしまうことは容易に想像できたはずなんじゃないかなと思います。

目先の利益(安く使って少しでも利益率を上げる)にばっかり気を取られて、
長いスパン、広い視野で物事や経済を見渡すことができたら、ひょっとしたら今の現状ではなかったんじゃないかなと思います。



消費税が5%から8%に上がった時に、
食料品とか生活用品を海外で生産する安いものを求める傾向がものすごく増えました。
そのため、
日本の大企業はますます生産拠点を海外に求めました。
海外に工場を増やし、
海外に生産拠点を増やし、
その結果、国内の産業がどんどん潰れるという状況が起き始めました。

消費税が8%になった時に
とある経済学者の先生が
「こんな状況だからこそ我々は国産のものを買って、国内の経済を守る必要があります。」
と言っていました。
「税支出が増えて相対的収入(使えるお金)が減るからといって少しでも安い海外生産品を買い漁るようになったら、国内の産業が低迷してしまう。そうしたら『家計を守るための行為』のつもりで行った自分の旦那の給料をさらに減らす結果につながってしまう。」
と。

「内需が減ってしまったら国内の産業が経営難や倒産に追いやられて、結果国内の景気がますます悪くなってしまう。」
と。

そうか〜。なるほどな〜。
ぐらいに思っていましたら
後になって振り返ってみたら
いやそうだったね。
今となっては国内の工場はどんどん倒産または廃業してしまっているようです。

中国での生産コストが上がって、原油価格の高騰によって輸送費も高くなってしまっているので、
今は中国などの近隣諸国で製品の生産をする経済的メリットがなくなってしまいました。

それなら小ロットでもクイックに対応してくれる国内工場を利用しよう、
と方向転換をする会社が増えました。
というか国内のほとんど全てのアパレルブランドがそうなりました。

ですが、あまたのアパレルブランドが、かつて安い生産工賃を求めて海外生産に依存するようになったおかげで、
国内の縫製工場は人員削減や廃業を余儀なくされました。

その上、国内工場でも、技能実習生に対するひどい仕打ちのため、
日本の技能実習生になりたがる人が激減している上にさらに、
コロナです。
海外からの技能実習生の受け入れは現状ほぼ不可能な状況なので、
縫製工場のスタッフさんはほぼ全員日本人です。
その上、たくさんの縫製工場さんが廃業した後ですので、
工場の数がものすごく減っています。

そんな状況に「やっぱり国産がいいや。」と言って数多のブランドが国内生産に切り替えています。

正直、今は、洋服の生産に関わる工場、みんなパンパンどころかキャパオーバーです。
少し前に聞いた話では、
1ヶ月半〜2ヶ月の納期遅れは当たり前みたいになっているみたいです。

春夏物の展示会を行って、量産を受注して、製品を発注しても、
出来上がってくるのが予定納期(2〜3ヶ月後)のさらに2ヶ月遅れとなると
春夏物の新作お洋服が5ヶ月後に納品されてしまうことになります。
3〜4月に展示会を開催して受注を取った場合、納品されるのは8〜9月ということになってしまいます。
春夏物のお洋服が秋にようやく納品されるという状況です。

「最新作」のはずが
「季節遅れ」になってしまいます。

その上、
人員削減して小規模に縮小してやっていた工場に、
突然大量の注文が入るようになったけど、
このコロナで技能実習生は国に返しちゃったし、
ということで、今ほとんどの国内の縫製工場は、
日本人だけで回しているような状況のところが多いみたいです。
しかも。
急いで人員を増強したので、
縫いのスキルが全くない人も本番の製品の縫製に携わっているので、
縫製品質が著しく落ちているみたいです。

先に述べた通り、技能実習生に対しては労働基準法の範囲外になるので、
日本人を雇うよりも安いお給料で長時間の労働をさせることができます。
そのため、製品一枚を縫うためのコスト(人件費)をかなり低く抑えて見積もることができます。

でも
縫製スタッフが全て日本人だった場合、
労働基準法が立ちはだかりますので、
パート採用だとしても最低賃金というものが発生してそれ以下の賃金にすることができません。
その上長時間労働もさせられません。
しかも初心者でも雇い入れていますので、縫製技術は未熟で生産効率は非常に悪い状況になります。

その上労働基準法というのは強固なものなので、
縫製スタッフが「肩こりで頭痛がするので今日は有給でお休みします。」
と言ってらそれを受け入れるしかありません。

そうするとお仕事をこなしていないスタッフのためにお給料を払わなくちゃいけません。

技能実習生には
労基が適用されないので、
体調不良で休んだスタッフのお給料に対して「有給」なんていう制度はありませんので。

そうすると、
納期遅れ甚だしい上に縫製工賃は非常に高い、
ということは製品上代も非常に高い。
という状況が起きます。


そんなわけで。

今後はさらにお洋服の販売価格は爆上がりしてしまうのではないかな?
と思います。

それに伴って、
廃業や倒産を余儀なくされてしまうアパレルブランドも増えてきてしまうかもしれないな?
とも思います。


食べるものの値段も上がって、
生活必需品の値段も上がって、
お洋服の値段も上がって、
何でもかんでも値上げ値上げってなっちゃっていますので、
ますます消費は落ち込み、人々の生活は追い詰められそうだなあと思います。

でもね、
多分昔々はみんな何もかもがすごく高かったんじゃないかなと思います。

例えば江戸時代とか。

だからこそ、ものを大事に大事に、無駄にすることなく使い切った。

江戸時代には油は高級品だったけど、
夜の灯りを得るためには必需品だったから、
油を販売する人は柄杓の最後の一滴まで残さずお客さんに渡すために
ずーっと柄杓を傾け続ける必要があって、
その間暇だから世間話をして暇を潰していて、
「油売りは長い時間世間話に花を咲かせている」っていうので
今となっては仕事をサボっている人に対して
「油売ってるんじゃないよ!」と注意するための文言になってしまっていますね。

物価が上がると
人々は食べ物や着る物や、使うものを大事にするようになるので
結果的にはエコに繋がるのかもしれないぞ?
なんて思います。

江戸時代の人たちが一番大事にしていたものって
お布団だったみたいですね。
ものすごく高級品だったみたいです。

なので、
火事が意外と多かった江戸の町民は、
夜寝る時に、お布団の下に大きな大きな風呂敷を敷いて寝ていたのだそうです。
で
万が一火事が起きた時は
何はともあれ、
お布団だけは持って逃げたのだそうです。

お家を失っても
お布団さえあれば
誰かのおうちに身を寄せても
暖かく眠ることができますもんね。

物質が豊かになりすぎて
私たちは本当に大事な本質的な事柄を
忘れてしまいがちなのかもしれないなと思います。

ところで話は変わって。
古巣テキスタイルメーカーのハンガーの里親募集に対して、
とてもたくさんのエントリーをありがとうございました。

エントリーくださった全ての方に入金先についてのご案内メールをお送りしたのですが、
メールの不達が頻発している昨今、
ひょっとしたら届いていない方もいらっしゃるかもしれないなと思います。
もしメールが届いていない方はご連絡いただけますか?

また、ご入金くださったのにご入金確認メールが届いていない方もご連絡お願いいたします。

次の水曜日に出荷作業をするべく準備を進めておりますので
ちょっと時間が迫ってきました。
急かして申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。



また、ぶっ込みクイズにもたくさんのエントリーをありがとうございました。

答えは
矢野顕子さんのGREEN FIELSでした。

この曲は確か、私が中学1年生の頃にリリースされた
「オーエスオーエス」というアルバムに収録されていた曲です。

やっさんが抽選を行ってくれて
大阪府にお住まいのKさまが当選なさいました。
おめでとうございます。
当選者さまには直接メールでお知らせし、発送させていただきましたよ。

当時はまだ今ほどモノに溢れた世の中ではなかったのですが、
「心の隙間を物質で埋めようとする」という傾向は今も昔も変わらないのかもしれないなあと思います。

一つ違うのは、
当時は物質で心の隙間が埋まると信じて疑わなかった人が多かったのに対して
今は物質では心の隙間は埋まらないことに気付た人が
当時に比べたら格段に増えてきたところでしょうかね。

この歌を収録したアルバムがリリースされたのが1984年で
「心のスキマお埋めします」で有名な「笑ゥせぇるすまん」が放送されたのが1989年なので、
急激に物質的及び金銭的に豊かになる時代の過渡期に、もうすでに警鐘を鳴らしていた人が確かに存在していたということなんでしょうね。

それはきっと多分、すごいことなんじゃないかなあと思います。

明日6月22日(水)、ハンガーの一斉出荷をさせていただきます。
予備日として6月23日(木)は出荷をお休みさせていただきます。
ハンガーをご希望くださったけど、ご入金が確認できないお客様に関しては
出荷はできませんのでご注意くださいね。

また、ここ数日間ブログの更新ができていなかったので
私の体調が悪いのではないか?とご心配くださる声がちらほらと届いておりました。

ご心配をおかけしてしまってすみませんでした。
やることが多すぎて、ちゃんとブログに向き合う時間が取れずに
「途中まで書いたけど今日はここまで。」みたいな感じになってしまっていました。

同時進行でいろんなことをこなす必要がある気忙しい日々ですが、
実は意外と元気にやっています。(笑)

とりあえず、明日は出荷作業がんばります。
そして明日に備えて今日がその準備の最終日となりますので、
発送作業がつつがなく完了できるように、
抜かりなく手配できるように、こちらも頑張ります。

あ、お店のインスタグラムをご覧の方はご存知と思いますが、
次の新着用の生地の準備も始まっています。
今年の夏はとても暑いみたいなのと、
社会情勢がひょっとしたら今後ますます落ち込むかもしれないのと、
気分が落ち込みがちになる事が増えてしまいそうなあんまり良くない予感を
無意識的に感じているせいか、
Wildberryにしては珍しく、
気分が上がるような、明るくて可愛い感じの生地が多いような気がします。

こちらの準備も同時進行で行っていきますね。

また、
Wildberryの綿麻ワッフルの仕上がり予定日も近づいてきました。
6重ガーゼもそのあと仕上がる予定です。

新着の準備がそれに追いつくかどうかはちょっと不明で
ひょっとしたらワッフルの再入荷、6重ガーゼのご紹介いずれもバラバラになってしまうかもしれませんが、
お取り置きなども承りますので、どうかよろしくお願いします。

ちなみにワッフルのご紹介は
昼間と夜、2回に分けますね。

お仕事されていて夜じゃないと手があかない方と、
子育てされていて昼間じゃないと時間を確保できない方とがいらっしゃるので。

繊維と環境

先日の記事にはたくさんのリアクションをありがとうございました。

アパレル業界が闇だらけなのはご存知の方も多いかな?と思いますが、
繊維業界も、というかひょっとしたら繊維業界の方が環境負荷が高い産業です。
多分、繊維とアパレルをひっくるめて「アパレル産業」と呼んでいるんでしょうね。



古巣テキスタイルメーカーにいた時の話です。

古巣が懇意にしていた染色工場がありました。
小ロットに対応してくれるのと、古い染色機械を使っているため、
染め上がり、もしくは洗い上がりの生地がふっくらと良い風合いに上がるので
社長は好んでそのY染工場を使っていました。

F先輩がある時、仕事合間の雑談で笑いながら話してくれました。
「Y染工の社長なあ、今は綿の染色しか受けてくれへんねん。設備がないからやな。
昔、それでもどうしても頼むと言われてエステル(ポリエステル)の染を受けたことがあったらしいわ。エステルなんか有機溶剤いっぱい使うから、それを分解する設備がないと染めたらあかんことになっているのにな。
そしたらな?
Y染工の場所わかるやろ?
社屋の前の溝川にエステル染めた廃液全部流れ出してしもうて、
近所から異臭がするって言って警察に通報があったらしいねん。
おっさん無茶しよるなあ。(笑)」

ポリエステル生地を染めるためには有機溶剤と言って、
ベンジンみたいな刺激臭のする、石油系の液体をたくさん使わないといけません。

ポリエステル自体が石油系の繊維なので、染める時も石油系の溶剤を必要とするんでしょうね。

なので、ポリエステル繊維を染める時はこのベンジンみたいな刺激臭がする液体を
染めるためのタンクいっぱいに入れて
それにポリエステル用の染料を投入して、高温でバッシャバッシャ攪拌し続けないといけません。

で
その廃液は工場の前の溝川にそのまま流したのだそうです。
元々有機溶剤の廃液処理のための設備のない小さな工場だったので。

そうしたら近所の住民及び工場から
「異臭がする。シンナーみたいなへんな匂いがする」と言って通報があったらしく
大変な騒ぎになったのだそうです。

そのY染工の社長は
「もう絶対にエステルは染めない。」と言っていたそうですが、
「最初から断れば良かったのに・・・。」と思いましたよ。
でも圧強めに無理にお願いされて
断りきれなかったんでしょうね・・・。おいたわしや。

アパレル及び繊維業界では、
「発注する側が絶対的に偉い」というへんな階級制度みたいなものがあります。
なので、
年間コンスタントに大量に仕事をくれる大手から、ちょっと圧強めに言われたらどうしても断りきれないという図式ががっちり出来上がってしまっています。

下請けの工場さんは工賃をかなり叩かれてギリギリの利益率で運転することを余儀なくされているので、
年間ずっとコンスタントに仕事が入って初めて採算が取れる状況まで追い詰められています。

件のY染工の社長は誰よりも早く起きて、朝5時には工場でボイラーに火を入れます。
冬なんかは外気温が低いので、ボイラー内の温度が上がるまですごく時間がかかります。
夏は外気温が高いので、ボイラーの温度が上がるまでそれほど時間がかかりませんが、
エアコンなんてない工場内は高温と高湿度になり、かなり過酷な環境となります。

そんな中、発注側の身勝手な要求や仕様変更、理不尽な扱い(やたらと急かされるとか工賃をねぎられるとか)を受けながら必死でお仕事をしてくれます。

国内工場でも
みんながみんな値切るから、
無理しないと全然採算が合わない、ということになってしまいます。


ずいぶん昔なのですが、
大阪の淀川沿いに大きな染工場がありました。

染工場って、ものすごい大量の水を使い、ものすごい大量の排水を出すので
大きな川沿いに建てられていることが多いです。

淀川沿いのI染工場はかなり大きな染工場です。
上水道もものすごくたくさん使うし、
それに対して排水もものすごくたくさん出します。

環境保護に関する法律が厳しくなって、
水質汚染につながるような業種の企業に対しては
排水を無毒化してから排出するようにとの法律ができましたので
各工場、排水に対して濾過装置を自社負担で設置することが義務付けられました。

水道って、使った水と排出した水に対して料金がかかりますよね。

一般家庭だと、
上水道の使用量=下水道の使用量と判断されて、同じ体積分の上水道使用量と下水道使用量が請求されます。
なので使う水の方にはカウンターがついていますが、
排出する水の方にはカウンターはついていません。

が、
大手工場となると、
上水道は上水道でカウンターがついていて、
下水道は下水道でカウンターがついていて、
そのカウンターの分量によってそれぞれの水道料金が請求されるらしいです。

件のI染工場は
少しでも下水道料金を節約するために(自社の利益だけのために)
濾過装置に流れ込む下水道のカウンターの手前に分岐点を設けて
濾過装置を通さずに直接淀川に下水を放流する、
バイパスを設置しました。意図的に。

濾過装置に流れ込む汚染水の量が少なくなれば、濾過装置のメンテナンス代も節約できますしね。

その事実が行政にばれて
確か少しの間営業停止になったはず。


営業停止の後で行政指導に基づいて、汚染水を直接淀川に排出するバイパスは閉じられたのでしょうね。

その数年後
「大阪の水は六甲山のミネラルウォーターに引けを取らないくらいのクリーンで美味しい水やで」
というキャンペーンが打ち出されました。
淀川の水復活宣言ですね。

実際に淀川の水の透明度は上がり、水生生物もずいぶんと増えたみたいです。
(それと共になんか凶暴な外来種も増えて一時期問題になっていましたが(笑))

アパレル業界及び繊維業界の
環境負荷って本当にすごいんです。

とにかくたくさん水を使います。
排出される水はワックスなどの油性の汚れや染料で汚れています。
浄化されて排出されるとはいえ、排出して良い水の浄化率は100%ではありません。

「自分のところだけが儲かれば他がどうなっても我関せず」
という体質
それはとっても視野が狭いんじゃないかなと私は思います。


Wildberryではアパレルの残反を主に扱っています。
15年ぐらい前から、繊維不況が止まらなくて、この先残反を扱う仕事は行き詰まるに違いないと言われていました。

でもそれから15年経っても、Wildberryはほぼ残反を取り扱ってもやれています。


それぐらい、
アパレル業界、繊維業界って廃棄物が多いんです。

決まった面積及び体積のお家の中に
新しいものを常に買い続けていたら
ゴミ屋敷になっちゃいますよね。

極端な例ですが、こんなふうになっちゃう場合もあるんじゃないかなと思います。

おうちがお洋服で埋め尽くされていて、
天井が近い、まさに這ってじゃないと移動できないような状況で、
お風呂もトイレも埋まっていて使えないような状況で暮らしているおうちをお片づけする過程が記されています。


これもね、
お洗濯が面倒臭い
家事が面倒くさい。
だから新しいものを買っちゃおう。

的な現代のファストファッションや「モノ」に対する現代の価値観が引き起こしたことなのではないかなと思います。

お料理が面倒臭いから、出来合いを買っちゃおう。
ゴミ捨てるの面倒くさいから、その辺に放置しちゃおう。
掃除が面倒くさいから、お風呂は銭湯かネットカフェの無料のシャワールームを使っちゃおう。
お洗濯が面倒くさいから、
どうせ安いし新しい服を買っちゃおう。

でね、
このおうちのことを嘲笑うためにこのブログをご紹介したのではなく、

今。私たちが住んでいる地球が
こんな状況になってきているんじゃないかな?
と私は思うんです。

このお家が地球だとして
ここに住んでいる人たちが我々人間だと置き換えて考えてみてください。


私たちがこのまま「便利」を求めて暮らし続けて行ったら
地球がこんなふうに廃棄物でいっぱいになっちゃうかもしれないなあ。

私はそう思いました。

人々が
「足りない、足りない。もっといろんなものを所有しなくては。」
と思ってしまうのは
物質が足りないのではなくて
精神的な何かしらが足りていないから、
その不足を物質で埋めようとしているのかもそれないぞ?
なんて思います。

私自身が団塊ジュニアなので
その価値観を刷り込まれて育った世代ではあるのですが、
今、思います。
「物質的な豊かさが必ずしも精神的豊かさをもたらしてくれるわけではないぞ?」
と。


「箪笥の中もういっぱいなのに欲しいもっと欲しいでも本当は寂しい。」

さてここでまたぶっ込みクイズです。
カットクロスとか歯切れセットをプレゼントいたします。

この歌詞は
誰のなんていう曲でしょう?

こちらからエントリーくださいね。
日曜日いっぱい、エントリーを受け付けます。

グーグル先生に聞いてもらっても全然大丈夫です。
もし良かったらYouTubeに音源が上がっているので聞いてみていただけたら嬉しいです。

産業の闇、社会の闇、そして政治の闇
今の日本社会は闇だらけですね。

そんな日本に
期待なんかできないよ。。。
みんな保身ばっかりのように見えますもん。

パパ活とかね。
これからもいっぱい出てくるんだろうなあと思います。

ファストファッションが嫌いな理由

ハンガーの里親さま募集の2次募集にたくさんのエントリーありがとうございます。

日曜日いっぱいエントリーを受け付けておりますので
よかったらエントリーしてくださいね。
100サイズの箱に入れて送りします。
送料1800円だけご負担くださいね。

早速すごくたくさんのご入金をいただいております。
とっても迅速なご対応をありがとうございます。

昨日、古巣の東京事務所着に指定して、100箱ほど追加で手配しましたよ。
届いたら社長、びっくりするんじゃないかなあ?(笑)


さてさて
兼ねてからアパレル業界の闇についてこのブログで発信してきていましたが、
昨日の記事では「アパレル業界」ではなくて「繊維業界」の闇について少しだけお話ししました。

廃棄物、という観点で見ると残糸問題はかなり深刻なんですよ〜。ということを書きました。

私は時々「ファストファッションブランドのお洋服を買うのをやめましょう」的な発言をします。
それによって
「消されるんじゃないか?」とか「圧力を受けて活動できなくなってしまうんじゃないか?」的なご心配をいただくことがあります。

Wildberryのお客様、そしてこのブログを見てくださっている方はみんなとっても優しいなあと思います。


昨日の記事の話の続きになるのですが、
いつか書こうかなと思ってネタをメモしていたことなのですが、
今書こうかな。と思います。



バーバリーのライセンスを持っていたことで有名な三陽商会というアパレルメーカーがあります。
バーバリーの名前を使って製品を作って「バーバリーの服ですよ」と言って販売していました。
バーバリーは世界中でとても人気があるブランドなので、
とてもよく売れたみたいです。

でも、バーバリーブルーレーベル(女子向け)とか
バーバリーブラックレーベル(男子向け)
とかを作って安く販売し始めて、それ専用のショップまで作ってしまい、
「ハイブランドの廉価版レーベル」的な感じですごく人気を博し、
大儲けしていました。

私自身も古巣のテキスタイルメーカーにいた時に関わったことがありますが、
1800円で作らせたTシャツを10000円で販売していました。
アパレルブランドは数多ありますが原価率18%で販売しているところは、
そんなに多くありませんでした。

大体、30%〜40%ぐらいなんじゃないかなと思います。製品原価率。

結局、
本国イギリスの本家のバーバリーから
「ブランドイメージを著しく貶める」ということで
ライセンス契約の期間の満了を待たずに契約解除されてしまったのはアパレル業界ではとても有名な話なのでご存知の人も多いかと思います。

その後、
バーバリーの名前を使って荒稼ぎしていた三陽商会は経営がかなり苦しくなってしまい、
700人とかなんだかそれぐらいの人数の社員をリストラすることで会社の経営生命を繋いだらしいとの噂を聞きました。

今はトラディショナルウェザーウエアーを稼ぎ頭に設定して頑張っているみたいですが、
なんとな〜くそんなに振るわない状況みたいです。
バーバリーで甘い汁を吸いすぎて、好き放題やりすぎて結局自分で自分の首を絞めるようなことになってしまったみたいです。

三陽商会とのライセンス契約を打ち切った後、
本家イギリスのバーバリーは本来のハイクオリティの製品と、本来のハイスブランドのイメージを取り戻すことができて、調子がいいらしいという話を聞きました。

アパレル業界って、そういう業界です。

で。

そんな三陽商会で打ち出しているエポカというオリジナルブランドがあるのですが、
そこでチーフデザイナーをしていた女性の話です。
前置きがすごく長くなってしまいました(笑)。

その女性、会社の業績が振るわないということで会社から圧力をかけられて
それが嫌で退職したみたいです。

で
オーストラリアに行ったみたいです。
お仕事で忙殺されまくって、旅行なんてそれまで出来なかったみたいです。

観光ビザで行ける最大の期間をオーストラリアで暮らしていたみたいですが、
ビザが切れてしまったのと手持ちのお金も尽きてしまったので帰国したみたいです。

で
仕事もないし、お金もないし、オーストラリアに行く時に家も引き払ってしまったし、ということでホームレスになったそうです。

でも
天下の三陽商会でオリジナルブランド「エポカ」のチーフデザイナーだったという経歴を買われて
GUに再就職できたそうです。

で、
そのおかげでアパートを新たに借りることができて、
安定した生活ができるようになったみたいです。

でも、
ある日突然
雇い主のGUから
解雇を通告されたみたいです。

ちょうどその解雇通告の当日に
古巣の社長を介して初めてお会いしたのですが
「今日解雇された。これからどうやって生きていくか模索しなきゃ。」
と言っていました。

その後、
「今はマスクが足りなくて布製マスクが売れるから、Wildberryの小川さんの事務所に行ってミシンを借りてハギレ生地とスピンテープももらってマスクを作って販売して生活費を稼ごうと思う。」
と社長に言っていたみたいです。

「お前たち、そんなに仲良くなったの?」
と社長に言われましたが、
そんな記憶はなく、
その時はただ名刺を渡しただけでした。

なので
「え、聞いてない・・・。そんな話した覚えないよ・・・。」
と言いました。
寝耳に水でした。

アパレル業界の斜陽の時代ということもできますが
アパレル業界は自社の利益を追求しすぎるために人員を使い捨てのように扱うという傾向が強いです。

他人を自分の都合の良いように利用して、メリットがなくなったら簡単にポイ捨てする。

古巣の社長も、
自分にとってメリットがない相手のことを、あっという間に忘れてしまいます。
三陽商会、GUというビッグネームの後ろ看板を失った彼女のことを社長は
その後あっという間に忘れてしまいました。

その傾向が、
ファストファッションブランドはさらに非常に強いです。

その感覚が普通のこととして染み付いている人が
Wildberryのことを自分にとって都合がいいからということで利用しようとしているらしいと聞いた時点で、私は不快感を覚えました。

生地をもらってスピンテープをもらって、ミシンも貸してもらって、作業場所も提供してもらって、
自分が生きるためのお金を稼ごうと思う。

私のメリットゼロです。
てか、出荷作業の邪魔になる可能性が高いよな・・・。
なのでデメリットの方が大きいです。

でもこの感覚が
ファストファッションの考え方の基本理念だと私は思っています。

他者を犠牲にしても自分さえ利益を得ることができればそれで良い。

これがファストファッションの基本理念だと思っています。

なので
都合が悪くなったら簡単に人員を切り捨てる。

どこかの遠い国の
縫製スタッフが
長時間労働で体調を崩して熱を出して出勤できなくなったら
「あ〜使えなくなったな。じゃあ別の代替人員を補填するか。」
その後の保障は一切なしです。

重要なのはこちら(発注側)が言った生産効率(時間的な効率もそうだし、経費、人件費もそうです)
を保持することで、自社の利益を死守する。
そしてそれができれば後は
製品の原価率と、広告宣伝費で製品が勝手に売れて、自社の利益がどんどん上がる。
それが社員や役員の非常に高額な報酬になります。

居候も、独立してすぐの時にGUの仕事を受けようとして目を血走らせていたことがありました。

「1型製品一枚につき、10円の利益を載せただけで30〜50万円の利益が手に入る。」
と言ってやる気を出していました。
「それを10型受けたら300〜500万の利益だ。」
と。

世の中そんなに美味い話で出来上がっていません。
生地の縮率が1%でもずれたら
ものすごい損失が出たり、
もしくはものすごいロス(廃棄物)が出たりする可能性があります。

製品納品の利益を10円に設定していたら、
生地の縮率が1%上がっただけで、
必要な数量が全部納品できないような状況に追い込まれます。

納品数量が足りなかった場合、
すごく高額のペナルティ料を課せられます。
いわゆる「上代保障」です。

生地が想定よりも長く出来上がってしまった場合、
その生地、製品を作るのにかかった費用を、ファストファッションブランドは支払ってくれません。

店頭上代2900円の製品、
原価率30%だとして
納品価格は870円です。
利益10円だとしたら
その製品の製造コストは860円です。


もうね、ファストファッションブランドのお洋服は
闇の塊です。


え〜。



すごくわかりやすく極論してみます。

自分で生地を買って、型紙を買って、時間をかけて大事に大事に作ったお洋服、
生地代3000円かかりました。
型紙代1500円かかりました。
それにプラス縫製するための時間と手間をかけました。

で、
その大事なお洋服を
4510円でcreemaやminneで販売できますか?


それでも良いと思う人は雑誌を賑わせているファストファッションブランドでお洋服を買うと良いと思います。

そう思わない人は、
ファストファッションブランドでお洋服を買うのをやめて欲しいです。

たとえ
ヒートテックやエアリズムが日本人の標準になっているとしても。





ただね、
いわゆるスクールカーストで
一軍的な立ち位置にいて、しかもいじめに加担しても平気なタイプの人が
華やかなアパレル業界では多いみたいで、
人をけなしたり、マウンティングをしたり、小馬鹿にするような態度をとってみたり、
そういうことをしても平気でいられるようなタイプの人が結構多いみたいです。

同じことを自分がされたらどう思うか、という想像力を持ち合わせていない人が
意外と多いみたいです。

そういう人に限って、
自分が嫌なことをされた時は自分が世界で一番の被害者だみたいな主張をするんですよね。

私は地味キャラでもいいし、一軍じゃなくても全然良いです。
逆にそういう人たちが一軍なんだとしたら
一軍の人ってすっごくカッコ悪いなと思います。

そんな奴らにバカにされる筋合いはないし、ビビる必要なんて一切ないと思います。

事実を事実だと表明することで嫌がらせや弾劾を受けるのであれば、
その行為を行なっている人が理不尽なことをしているということだと思います。

年収をいっぱいもらっている、ファストファッションの社員は
自分がそんな企業に勤めていることを恥じて良いと思います。

なんなら同じ賃金で同じ条件で現地の縫製業務を経験してみたら良いと思います。

以前も載せましたが再度載せさせていただきます。

プラごみが海を汚して環境破壊をしているということは広く認知されるようになりましたが、
ファストファッションも環境破壊をしているということを広く知っていただけたら嬉しいです。

繊維業界の闇

ハンガーの里親さま募集の2次募集にたくさんのエントリーありがとうございます。

日曜日いっぱいエントリーを受け付けておりますので
よかったらエントリーしてくださいね。
100サイズの箱に入れて送りします。
送料1800円だけご負担くださいね。

来週水曜日ぐらいにアパレル業界の超第一線の人たちと一緒に出荷作業をさせていただきますね。

おそらく誰もが知っているあのブランドのあの人、的な人たちが手伝ってくれます。

段ボールに入れさせていただくメッセージカードに正体を記載させていただきますね。
あ、私とやっさんと、社長とF先輩も出荷作業に携わりますので、
「誰がピックアップしたハンガーセットか」は本当に無作為のガチャみたいな感じになりますので
どうぞお楽しみに。

と、
楽しいお話をした後でちょっとへびいなお話をさせていただこうと思いますよ。

もうすぐWildberryの綿麻ワッフルと6重ガーゼが上がってくるのですが、
実は
「希望者全員に行き渡るように予約販売にしてほしい」とのご要望を
とってもたくさんいただいております。

そりゃそうですよね〜。
わかります。

でも。
しません。すみません。

Wildberryでは、投入した糸を編みきり、もしくは織り切り、してもらうために
最初にm数を指定してオーダーしないようになりました。

え〜。

私も昔は予約販売をしていた頃もありました。
でもやめました。

発注した分を作るのはテキスタイルメーカーとして当たり前のこととして
発注したよりも多くできてしまったとしても
発注分以外は引き取ってくれない。

ということは繊維業界内では非常に当然のことです。

そのため、
テキスタイルメーカーは今までの経験や勘を頼りに
仕上がりm数が発注数量とそう変わらないm数の生地を仕上げるということをします。

でもね、
そういうことをすると糸が余っちゃうんですよね。

この残糸が実は意外と深刻なんです。
この残糸は24口の天竺機の残糸かな?
必要なm数以上出来上がっても誰も買い取ってくれません。
なので、
糸が余っても、それを使い切って生地にするなんてことは誰もしません。
なので、
発注されたm数だけを作るために、計算され尽くしたキロ数の糸だけを使うように
テキスタイルメーカーは工場に指示します。
それに基づいて工場は指定のキロ数の糸を使って生地を作ります。
で、
それを染工場に送り、染工場から仕上げ工場に送ります。

そしてテキスタイルメーカーが計算した通りぐらいのm数の生地が出来上がってきます。

「糸が勿体無いから」と言って、使った糸全部を生地にしてしまったら、
その余剰の生地の長さ分だけ、染め工賃、仕上げ工賃がかかってきてしまいますので、
ロスは糸だけでいいや。
ということになります。

「余剰分は誰も買い取ってくれないから。」

古巣のテキスタイルメーカーにはこんな感じの非常に中途半端な残糸がたくさん保管されています。

社長が「勿体無いから。」と言って廃棄せずに持って帰るからです。

もともと現場出身の社長は、とても頻繁に工場に足を運び、
進行状況や機械の調整についてとても綿密に打ち合わせをして、
工場さんとのコミュニケーションを図り、
ファックスや電話だけでは伝わりにくい繊細なニュアンスなどを理解してもらうよう努力し、
それによって出来上がってきた生地に対して我が子のような愛着を持ち、
大事に大事にする人でした。
いや、
今もそうです。

こんなに短い糸をわざわざ機械にかけて新たにほんの十数m編んでくれるような余裕のある工場は今はありません。

これぐらいの少量の糸量だと、
編み工賃もサンプル工賃として量産分の数倍かかるし、
染めも仕上げも同様にサンプル工賃を請求されるので
それを生地にしたら
びっくりするぐらいのべらぼうに高い単価になってしまいます。

そんな生地、作っても誰が買ってくれるの?
ってなりますよね。

手間がかかると、その分時間がかかってその分の人件費がかかって、
当然単価が高いものになってしまいます。

無駄をなくす、廃棄物を減らす、エコって、すごく手間と時間とお金がかかるものなんです。

なので。
ご要望が多いので全てのご希望者さまにまだ行き渡っていませんが、
Wildberryの綿麻ワッフル、と、6重ガーゼ、予約販売は致しません。
毎回、投入した糸を全部織り切ってもら方式で生産してもらっています。

ご要望が途切れるまでは再生産を続けるつもりでいます。

なので、
急がないでください。

焦らずに待ってください。

どうかお願いします。
ちなみに残糸は
社長が町内会の老人会の、手作りするお友達にお願いして
こんな感じのレース調のものを編んでもらったら
それをたたき台にして
これまた社長の仲良しのミチコさん(コシノ)が
このレース調の組織を使ってウエディングドレスを企画してみようかな?と言ってくれたそうです。

自動車産業の次に環境負荷が高いアパレルおよび繊維業界、
衣食住の一番最初に来る衣、
私たちの生活にはなくてはならないものです。

これを使って人を威嚇したり威圧したり、
見栄を張ったりマウンティングを取ったりもできます。

「コスパ最高!今季マストバイのトレンドアイテムはこれ!」
なんていう「山ほど宣伝広告費をかけて低価格で商品を打ち出し続ける、
日本の標準になりつつあるファストファッション、
しかも正社員は超高収入、
そのカラクリは下請けを虐めて人員を使い捨てのように切り捨てたり
子供を過酷な労働環境に動員している」ような企業が作ったお洋服を買ったり着たりするのはやめて

廃棄されるはずだったものを拾い上げて、それを大事にするような生き方にスイッチしていきませんか?

カッコいいかどうか、を基準に生きるなら
私は「せっかくの糸、生地、勿体無い。」と思う社長の精神、
「残糸を生かして素敵なものを考えよう!」と思ってくれるミチコ(コシノ)さんの考え方、
そして今回のハンガーをご希望してくれたお客様達、
そしてその出荷に無償で携わってくれるすごいブランドのデザイナーさま達。

が

ものっすごくカッコいいと思います。


ちなみに、
デニム一本作るのに、
我々日本人が飲むのに必要な
7年分の水を使うんですって。


それが
990円とか2990円とかで販売されているって
我々の7年分の命の水が990円とか2990円とか
それぐらい安く見積もられているということと一緒ですよね。

私はいくら安くても素材が良くてもファストファッションの新品の服は買いません。

色々お知らせ

6重ガーゼのサンプル反、お洗濯してみました。
なかなかの厚みがあって、もっちりしています。

中に入れている糸が太くてふっくらふんわりしているので
それが生地の厚みとふっくら感、もっちり感にダイレクトに反映しています。

普通の手芸系のお店で見かける6重ガーゼよりもすっごく厚いです。
その分お値段もすっごく高いです。
もうどうしよう。
高すぎて汗出ます。

ここでややこしいお知らせです。

まずは綿麻ワッフル。
6/23〜27ぐらいに出荷できそうな見通しで進行してくれています。

そして6重ガーゼ。
6/27〜30ぐらいに出荷できそうな見通しで進行してくれています。

どうしようかな?と思っています。
6重ガーゼの出荷数が明確になった時点で同時にご紹介するか、
上がり次第段階的にご紹介するか・・・。


もちろん同梱は承ります。
段階的に何回もご紹介するのってお客様にとっては負担になるかなあ?
どうしたらいいのかなあ?

もしご意見がありましたらお聞かせくださいね。


古巣のテキスタイルメーカーのハンガーのご希望、
2次募集へのエントリーありがとうございます。
新着とかぶってしまったので、ご連絡が遅くなってしまって申し訳ありません。

運賃のご入金先のお知らせを送信させていただきましたので
ご確認くださいね。
もし届いていない場合はお知らせください。
再度別のアカウントから送信させていただきます。

出荷は6/22水曜日と、もしその日で出荷しきれなかったら6/23木曜日を予定しております。

すごいメンバーがお手伝いに来てくれることになりました。
お荷物にお入れするメッセージには
「この荷物は〇〇の誰々がピックアップしましたよ。」
とわかるようにしようか、という案が社長から上がりました。

Wildberry店主チョイスの箱になるか、
やっさんチョイスの箱になるか、
古巣の社長チョイスの箱になるか、
古巣のF先輩チョイスの箱になるか、
もしくはすごい有名なブランドのデザイナーさんチョイスの箱になるか、
もしくは別のすごい有名なブランドのデザイナーさんだった人のチョイスになるか、
ガチャみたいな感じですね(笑)。

この準備も並行して進めていきますよ。

必要な資材は火曜日に古巣の東京事務所に届くように月曜日に出荷しますので、
追加エントリーは日曜日いっぱいまで受付させていただきますね。

こちらからどうぞ。

出荷当日は作業後みんなで打ち上げしようか(社長の奢りで)という話になっていますので、
出荷完了メールは翌日の送信になってしまうかもしれません。
送り状ナンバーを記したメールを送信させていただきますので、
どうぞお待ちくださいね。

社長はお祭り好きな岸和田の男なので、
こういうふうに人がたくさん集まってわちゃわちゃする機会がとても好きみたいです。
なので、今からハンガーの出荷作業、すごく楽しみにしているみたいですよ。

準備が意外と地味に大変ですが、
粛々と続けていこうと思っていますよ。

まだ間に合いますので、よかったらエントリーしてくださいね。
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