翌日の話。

今回のハンガー出荷業務で、私がもらったお駄賃はこの生地です。
インディゴの裏毛。
しかもこの柄、プリントなんです。
濃いインディゴの無地の生地に、
段階的に抜染料が乗るようにメッシュの荒さを調整したプリント型を作って、
抜染し、
オフホワイトの部分はオフホワイトの染料を載せた(着抜と言います)のだそうです。
どっかのサーファーブランドの生地かなあ?と思いましたよ。
見本反だったことが伺えます。
生地の端っこにミシンがしてあって、
全く別の生地を繋ぎ合わせてカットした形跡が見られます。
元からブルーっぽい色のムラ糸を使っていたのかな?
それとも、インディゴで染まっちゃったのかな?
よくわかりませんが、なんだか可愛らしい、儚げなプリントの天竺がくっついていました。

この生地自体は、裏毛です。

見本反などの場合は、生地があんまり短いと、
仕上げ洗いの際に中身が偏ってしまうことがあるらしく、
他の(返品になってしまっ行き場を失ってしまったとかの)生地を繋いでバッチ内のバランスを取ることがあるという話を聞いたことがあるので、
それでしょうかね?

繊維の現場は、いつも工場さんが責任を取らされがちです。
なので、
受け取ってもらえなかった生地が、至る所に山積みになっています。
生地好きな私としてはそういう状況、すごく切ないなあと思います。
何を作ろうかな〜と妄想しておりましたら
やっさんが「スカートが良さそうだね。」
と言っていましたよ。

「なんかこんなスカート履いてそう。」
と。

わかる。
私も思う。
履いてそう。(他人事)

さて、
古巣のハンガーの再利用に関して、大変たくさんのご応募をいただき、
早速「届きました」とのご連絡をいただいております。
インスタグラムにも色々アップしていただいていて、
とっても嬉しいです。
ありがとうございます。

古巣のテキスタイルメーカー自体が無くなるわけではないとはいえ、
社長が今まで34年間生み出し続けた子供たちを
受け取ってくださって本当にありがとうございます。

今回はハンガーヘッドをつけたままでお送りしたので、
もし生地について「これってどういう意味なの?」という疑問がおありでしたら
お問い合わせくださいね。
わかる範囲でお答えさせていただきます。

ハンガーヘッドのあの数字や文字列に、必要なことがほぼ記載されているんです。
もし万が一、同業他社の方が今回のハンガープレゼントに応募してくださっていたら
大変な情報漏洩になってしまうというかなり危ない橋だったのですが、
エントリーしてくださったのは全てWildberryの顧客名簿に載っているお客様でした。

ひょっとしたらその中にも同業他社の方がいらっしゃるかも?
なんて邪推することもできなくはないですが
おそらく
同じ糸を入手できない、とか
同じ加工をオーダーしても断られる、とか
「社長だからできること」
「社長じゃないとできないこと」がとっても多いので、
風合いも含めて完璧にコピーするのは無理なんじゃないかな?と思っていますよ。

これは務めていた頃からF先輩がよく教えてくれていました。
「社長だからやってくれる、社長だから受けてくれることがあまりにも多いから
ウチじゃなきゃできないことがすごく多いんやで。」
と。



到着報告やお客様からいただいた感想は全て社長とF先輩にお知らせしました。

そうしたら夜遅くに社長が泣きながら電話をしてきました。
「嬉しいなあ。嬉しいなあ。生地が好きな人がこんなふうに喜んでくれて嬉しいなあ。」
と。
「あかん。歳とったら涙もろくなってしまってあかんわ。でも、それにしても嬉しいなあ。(泣)」
とエンドレスのループでした。

社長には社長自身の人間関係があって、
昨日会って話した懇意の人から、
社長自身のやり方や人間関係、
私やF先輩のことを批判して、
そしてそれを容認している社長自身のことを否定するような発言を
されたらしいです。結構な長時間。

それを聞いて
「あ、私やっぱりあの人に嫌われてる。」と再認識しました。(笑)

その人はものすごく社長のことが大好きみたいで、
その人よりも社長と仲が良さげに見える人のことを気に入らないんじゃないかしら?
と私は思いました。

私もF先輩も、社長とは親密なので、
やきもち妬いちゃってるのかしら?なんて想像します。
そんだけ社長のことが大好きなんでしょうね。

社長自身も、まあまあ(かなり?)心にダメージを受けたんじゃないでしょうかね?
心筋梗塞後の体に悪いと知りながら深酒をしてしまったみたいです。

飲み終わって帰ってきて、
その直後に見た、皆さんからの喜びのメッセージを見て、
しょんぼりしていたのが一気にテンションが上がったみたいです。
「喜んでもらえて本当に嬉しい!今まで自分を信じてやってきて本当によかった!」と、本気泣きしていました。

「どんどん泣かしたろ。(喜ばしたろ)」と思い、
新しいメッセージが届くたびに社長にお知らせしましたよ。
ドS発動ですね(笑)。

私は社長に対しては生意気な態度を取る無礼な人間だけど、
社長にとって有害な人間ではないつもりでいて
むしろ有益な人間なのではないかな?と思っていて、
それは社長自身もとてもよく理解してくれていると思うので、
その内情を知らない人に批判や非難されても一向に構いません。

私のことを嫌いになった人に対して
嫌われないように頑張るエネルギーと時間をかけても
私にはメリットがないです。

そしてそんなエネルギーを使うほど暇じゃないです。

社長がその人のことを好きならそれで全然いいし、
その人が私のことを嫌いでも全然構いません。

いやだったら関わらなきゃ良いだけの話だしね。お互いに。


募集〜出荷作業の段取りまでの業務が結構色々たくさんあって
しかも自分のお店の出荷と並走だったので
出荷当日までの間にエネルギーを使い果たして
出荷業務を終えてエネルギーがエンプティならぬマイナスになってしまっていた私に
やっさんが手早く手羽焼いてくれましたよ。

社長に
「やっさん良い男だな。仕事できるし、寡黙でクールで良い。俺の仕事しこんだろうか?」
と言われましたので
「やっさんは私の旦那だから社長にはあげないよ。」
と丁重(?)にお断りしましたよ。

出荷作業終わりの「お疲れさん会」でいろんな話をしてすごく楽しかったのですが
その時のことはまた別の機会に。

投稿者: wildberryshopblog

Wildberryという生地のネットショップの店主です。

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