ファストファッションが嫌いな理由

ハンガーの里親さま募集の2次募集にたくさんのエントリーありがとうございます。

日曜日いっぱいエントリーを受け付けておりますので
よかったらエントリーしてくださいね。
100サイズの箱に入れて送りします。
送料1800円だけご負担くださいね。

早速すごくたくさんのご入金をいただいております。
とっても迅速なご対応をありがとうございます。

昨日、古巣の東京事務所着に指定して、100箱ほど追加で手配しましたよ。
届いたら社長、びっくりするんじゃないかなあ?(笑)


さてさて
兼ねてからアパレル業界の闇についてこのブログで発信してきていましたが、
昨日の記事では「アパレル業界」ではなくて「繊維業界」の闇について少しだけお話ししました。

廃棄物、という観点で見ると残糸問題はかなり深刻なんですよ〜。ということを書きました。

私は時々「ファストファッションブランドのお洋服を買うのをやめましょう」的な発言をします。
それによって
「消されるんじゃないか?」とか「圧力を受けて活動できなくなってしまうんじゃないか?」的なご心配をいただくことがあります。

Wildberryのお客様、そしてこのブログを見てくださっている方はみんなとっても優しいなあと思います。


昨日の記事の話の続きになるのですが、
いつか書こうかなと思ってネタをメモしていたことなのですが、
今書こうかな。と思います。



バーバリーのライセンスを持っていたことで有名な三陽商会というアパレルメーカーがあります。
バーバリーの名前を使って製品を作って「バーバリーの服ですよ」と言って販売していました。
バーバリーは世界中でとても人気があるブランドなので、
とてもよく売れたみたいです。

でも、バーバリーブルーレーベル(女子向け)とか
バーバリーブラックレーベル(男子向け)
とかを作って安く販売し始めて、それ専用のショップまで作ってしまい、
「ハイブランドの廉価版レーベル」的な感じですごく人気を博し、
大儲けしていました。

私自身も古巣のテキスタイルメーカーにいた時に関わったことがありますが、
1800円で作らせたTシャツを10000円で販売していました。
アパレルブランドは数多ありますが原価率18%で販売しているところは、
そんなに多くありませんでした。

大体、30%〜40%ぐらいなんじゃないかなと思います。製品原価率。

結局、
本国イギリスの本家のバーバリーから
「ブランドイメージを著しく貶める」ということで
ライセンス契約の期間の満了を待たずに契約解除されてしまったのはアパレル業界ではとても有名な話なのでご存知の人も多いかと思います。

その後、
バーバリーの名前を使って荒稼ぎしていた三陽商会は経営がかなり苦しくなってしまい、
700人とかなんだかそれぐらいの人数の社員をリストラすることで会社の経営生命を繋いだらしいとの噂を聞きました。

今はトラディショナルウェザーウエアーを稼ぎ頭に設定して頑張っているみたいですが、
なんとな〜くそんなに振るわない状況みたいです。
バーバリーで甘い汁を吸いすぎて、好き放題やりすぎて結局自分で自分の首を絞めるようなことになってしまったみたいです。

三陽商会とのライセンス契約を打ち切った後、
本家イギリスのバーバリーは本来のハイクオリティの製品と、本来のハイスブランドのイメージを取り戻すことができて、調子がいいらしいという話を聞きました。

アパレル業界って、そういう業界です。

で。

そんな三陽商会で打ち出しているエポカというオリジナルブランドがあるのですが、
そこでチーフデザイナーをしていた女性の話です。
前置きがすごく長くなってしまいました(笑)。

その女性、会社の業績が振るわないということで会社から圧力をかけられて
それが嫌で退職したみたいです。

で
オーストラリアに行ったみたいです。
お仕事で忙殺されまくって、旅行なんてそれまで出来なかったみたいです。

観光ビザで行ける最大の期間をオーストラリアで暮らしていたみたいですが、
ビザが切れてしまったのと手持ちのお金も尽きてしまったので帰国したみたいです。

で
仕事もないし、お金もないし、オーストラリアに行く時に家も引き払ってしまったし、ということでホームレスになったそうです。

でも
天下の三陽商会でオリジナルブランド「エポカ」のチーフデザイナーだったという経歴を買われて
GUに再就職できたそうです。

で、
そのおかげでアパートを新たに借りることができて、
安定した生活ができるようになったみたいです。

でも、
ある日突然
雇い主のGUから
解雇を通告されたみたいです。

ちょうどその解雇通告の当日に
古巣の社長を介して初めてお会いしたのですが
「今日解雇された。これからどうやって生きていくか模索しなきゃ。」
と言っていました。

その後、
「今はマスクが足りなくて布製マスクが売れるから、Wildberryの小川さんの事務所に行ってミシンを借りてハギレ生地とスピンテープももらってマスクを作って販売して生活費を稼ごうと思う。」
と社長に言っていたみたいです。

「お前たち、そんなに仲良くなったの?」
と社長に言われましたが、
そんな記憶はなく、
その時はただ名刺を渡しただけでした。

なので
「え、聞いてない・・・。そんな話した覚えないよ・・・。」
と言いました。
寝耳に水でした。

アパレル業界の斜陽の時代ということもできますが
アパレル業界は自社の利益を追求しすぎるために人員を使い捨てのように扱うという傾向が強いです。

他人を自分の都合の良いように利用して、メリットがなくなったら簡単にポイ捨てする。

古巣の社長も、
自分にとってメリットがない相手のことを、あっという間に忘れてしまいます。
三陽商会、GUというビッグネームの後ろ看板を失った彼女のことを社長は
その後あっという間に忘れてしまいました。

その傾向が、
ファストファッションブランドはさらに非常に強いです。

その感覚が普通のこととして染み付いている人が
Wildberryのことを自分にとって都合がいいからということで利用しようとしているらしいと聞いた時点で、私は不快感を覚えました。

生地をもらってスピンテープをもらって、ミシンも貸してもらって、作業場所も提供してもらって、
自分が生きるためのお金を稼ごうと思う。

私のメリットゼロです。
てか、出荷作業の邪魔になる可能性が高いよな・・・。
なのでデメリットの方が大きいです。

でもこの感覚が
ファストファッションの考え方の基本理念だと私は思っています。

他者を犠牲にしても自分さえ利益を得ることができればそれで良い。

これがファストファッションの基本理念だと思っています。

なので
都合が悪くなったら簡単に人員を切り捨てる。

どこかの遠い国の
縫製スタッフが
長時間労働で体調を崩して熱を出して出勤できなくなったら
「あ〜使えなくなったな。じゃあ別の代替人員を補填するか。」
その後の保障は一切なしです。

重要なのはこちら(発注側)が言った生産効率(時間的な効率もそうだし、経費、人件費もそうです)
を保持することで、自社の利益を死守する。
そしてそれができれば後は
製品の原価率と、広告宣伝費で製品が勝手に売れて、自社の利益がどんどん上がる。
それが社員や役員の非常に高額な報酬になります。

居候も、独立してすぐの時にGUの仕事を受けようとして目を血走らせていたことがありました。

「1型製品一枚につき、10円の利益を載せただけで30〜50万円の利益が手に入る。」
と言ってやる気を出していました。
「それを10型受けたら300〜500万の利益だ。」
と。

世の中そんなに美味い話で出来上がっていません。
生地の縮率が1%でもずれたら
ものすごい損失が出たり、
もしくはものすごいロス(廃棄物)が出たりする可能性があります。

製品納品の利益を10円に設定していたら、
生地の縮率が1%上がっただけで、
必要な数量が全部納品できないような状況に追い込まれます。

納品数量が足りなかった場合、
すごく高額のペナルティ料を課せられます。
いわゆる「上代保障」です。

生地が想定よりも長く出来上がってしまった場合、
その生地、製品を作るのにかかった費用を、ファストファッションブランドは支払ってくれません。

店頭上代2900円の製品、
原価率30%だとして
納品価格は870円です。
利益10円だとしたら
その製品の製造コストは860円です。


もうね、ファストファッションブランドのお洋服は
闇の塊です。


え〜。



すごくわかりやすく極論してみます。

自分で生地を買って、型紙を買って、時間をかけて大事に大事に作ったお洋服、
生地代3000円かかりました。
型紙代1500円かかりました。
それにプラス縫製するための時間と手間をかけました。

で、
その大事なお洋服を
4510円でcreemaやminneで販売できますか?


それでも良いと思う人は雑誌を賑わせているファストファッションブランドでお洋服を買うと良いと思います。

そう思わない人は、
ファストファッションブランドでお洋服を買うのをやめて欲しいです。

たとえ
ヒートテックやエアリズムが日本人の標準になっているとしても。





ただね、
いわゆるスクールカーストで
一軍的な立ち位置にいて、しかもいじめに加担しても平気なタイプの人が
華やかなアパレル業界では多いみたいで、
人をけなしたり、マウンティングをしたり、小馬鹿にするような態度をとってみたり、
そういうことをしても平気でいられるようなタイプの人が結構多いみたいです。

同じことを自分がされたらどう思うか、という想像力を持ち合わせていない人が
意外と多いみたいです。

そういう人に限って、
自分が嫌なことをされた時は自分が世界で一番の被害者だみたいな主張をするんですよね。

私は地味キャラでもいいし、一軍じゃなくても全然良いです。
逆にそういう人たちが一軍なんだとしたら
一軍の人ってすっごくカッコ悪いなと思います。

そんな奴らにバカにされる筋合いはないし、ビビる必要なんて一切ないと思います。

事実を事実だと表明することで嫌がらせや弾劾を受けるのであれば、
その行為を行なっている人が理不尽なことをしているということだと思います。

年収をいっぱいもらっている、ファストファッションの社員は
自分がそんな企業に勤めていることを恥じて良いと思います。

なんなら同じ賃金で同じ条件で現地の縫製業務を経験してみたら良いと思います。

以前も載せましたが再度載せさせていただきます。

プラごみが海を汚して環境破壊をしているということは広く認知されるようになりましたが、
ファストファッションも環境破壊をしているということを広く知っていただけたら嬉しいです。

投稿者: wildberryshopblog

Wildberryという生地のネットショップの店主です。

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