しゅくしゅく

グレーに見えますが、ネイビーの16/2天竺です。
縫う糸がちゃんと見えるように、と思って露出を上げたらグレーに近い色として写ってしまいました。

先日作ったバスクシャツの試作品は、
えりは折り返して叩くスタイルです。
一般的には襟ぐりの生地端をロック始末してから折り返し、直線縫いでステッチをかけます。
ホームソーイングの場合は。

ただ、ミシンの直線縫いには伸縮性がないので、
16/2やポンチのように布帛のように扱える、伸縮性の低い生地の場合はこれで十分ですが、
そうじゃない、例えばダブルフェイスとかスムースのような、
真縮率は安定しているけど実は伸縮性があるという、秘めたポテンシャルを有する生地の場合は、着脱を繰り返すうちに直線ミシンの糸が切れて解れ始めてしまうということが起きてしまう場合もあります。

それを防ぐために、伸縮性があって切れにくいレジロンという糸を、ニット生地を家庭で縫う際は推奨されていますが、
縫製工場などのプロの現場では、縫製するのにレジロンを使用することはほとんどありません。

私も昔はレジロン+直線縫いで
折り返し+ステッチの始末の場合は使っていましたが、
最近は直接ジグザグ縫いで叩いてしまうようになりました。
あ、叩くって、ステッチをかけるという意味です。

糸の色は一般的な白黒ネイビーを揃えています。
ちょっと濃いめの、グレーっぽいベージュっぽい色があっても良いかも。と思うので、
何かのついでに買い足そうかな?

裾の始末も、ジグザグで直接叩いています。
生地端の始末とステッチが同時にできます。

これは、2本針というミシンでの縫い方を真似しています。
家庭用ミシンで言うとふらっとロックがそれに当たるのかな?

ちなみに工業用2本針ミシンは中古でも結構高くて、なかなか値段が下がりません。
工業用本縫いミシンは7万円、オーバーロックミシンは5万円(どちらも意外と安い)で中古で購入しましたが、
2本針ミシンはどんなに使い倒したものでも20万は下りません。

元々が高い上に、需要が多く引く手数多なので、値崩れしないんですね。
カットソーの縫製工場が廃業すると言う話になったら、まずは2本針ミシンから引き取られて行きます。

居候の知り合いの縫製工場さんが廃業するらしいと言う話を聞いて
「2本針引き取りたい。」と言ってオファーしてもらったのですが
「あ〜ごめん、2本針はもう決まっちゃってるんだよ。」と言われたそうです。

ま、そうですよね・・・。すみませんでした。
と言う気持ちでした。

私は生地屋で、自分で縫ったお洋服を販売しているわけではないので、
ミシンのラインナップにはパーフェクトを求めていません。

逆に家庭用ミシンでどこまでできるのかな?みたいなところに挑戦する方が
自分のお店と、お客様にとってメリットがあるかな?と思っています。

縫うのに時間はかかりますが、家庭用ミシンっていろんなことができるから、
やっぱりすごく楽しいと思います。
コンパクトで場所を取らないしね。
可愛くてよく働くすごいやつ、と思います。

お金を出せば、
道具を揃えれば、
良い仕事ができる。

まあそれは事実なので否定しません。
道具を揃える経済力があることは、とても素晴らしいことだと思います。

じゃあ
お金があんまりなくて、道具を色々揃えることが困難な場合は、
ソーイングはできないのか?
しちゃいけないのか?
する資格ないのか?

と言う話になったら、
私はNOだと思っています。

「チャレンジしてみた。」
「できた。」
「嬉しい。」

その経験だけあれば良いと思っています。

その上、
作ったものが実際に使うことができて、
しかも使っていて良い気分になれるようなもの
例えばバッグとかだったら使いやすい仕様になっている、とか使いやすいサイズ感だ、とか
お洋服だったら着心地が良くて動きやすい、とか、
そう言う付加価値があれば、なお嬉しいですよね。

そして、それがお気に入りの生地で作ったものだったら、さらに嬉しいですよね。

この世の中が、そう言うふうに嬉しい、楽しいだけで成り立てば良いのにと思うのに、
今の現状は全然そうではないですね。

昨日の夕方、ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会でリモートの演説を行いました。

チェルノブイリ原発跡地が今占拠されていて、地中に埋められた放射性物質がどれだけ空気中に放出されているかわからない状況、
そして現在稼働中の原発も攻撃の標的になっていること、
プーチン大統領が核攻撃も辞さない構えであると威嚇してきていることを述べ、
世界唯一の核被曝国であることと、東日本大震災で原発事故を経験したことから
日本国民及び日本政府に共感を求め、支援を求めるような内容でした。

アメリカに対する演説の中には
一方的に攻撃されることに対する怒りや理不尽さに対して共感を求め、支援を求めるような内容だったらしいのですが、
その具体的な例として「日本からの一方的な真珠湾攻撃」を挙げていたと言うことで、
日本のことを悪く言われたって言うんで
日本国内の愛国主義者の一部の人たちから反感を買っているみたいです。

日本のことを悪く言われたって言っても、
やったことは事実なのでそれに対して感情的になるのもどうかしらね?
とは思いますが、
まるで日本がロシアと同列であるかのような言い方をされてしまっていたのであれば
まあ、面白くないと思う気持ちもわからんでもないですね。

ゼレンスキー大統領は元々役者で脚本家で演出家だったらしいので、
物事を大袈裟に表現して人々の共感を得るためのスキルというのが高いので
それぞれの国に対して効果的な内容で訴えかけたのだろうとのことでした。
これも、わからんでもない。

身を潜めて息を殺して、じっと動向を見守るしかできない状況は、
コロナに関してもそうだし、ウクライナに関してもそうだし、世界及び日本の経済に関してもそうだし、災害に関してもそうだし。

あっという間にめちゃくちゃな時代がやって来てしまいましたね。
それでも生きているので、これからも生き続けていかないといけないとは
思っているのですが
生き続けるためのモチベーションをどこに置いたら良いのか、
どこを目標に今後活動していけば良いのか、
全くわからないような状況になりつつあるような気がします。

とりあえず、先日パターンを直した長袖バージョンを縫いますね。
こういう時こそ、今目の前にあることに目を向けて、
焦らず腐らず粛々と生きていくことが大事なのかなと思うので。

投稿者: wildberryshopblog

Wildberryという生地のネットショップの店主です。

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