泣いた。

我が家はとっても狭いです。
37平米、1LDKもしくは1DKです。
その狭いスペースに、大人二人、犬二匹でひしめき合って暮らしています。

ソファーの前に置いてあったテーブルを
ベランダに移動させました。
床面積が増えたので、
ここにラグを敷こうと思いました。

ここのところ本業が忙しいオットは、土日は特に忙しいです。
オットは水曜日がお休みの日です。
(私のお休みの日に一緒に休めるように会社が配慮してくれました)

が、ここ最近私も忙しくて、
出荷がお休みの水曜日でも他の何かしらの仕事がらみの用事があったりして
なかなか二人とも一日中お休み、と言うことがない状況でした。

でも流石にそろそろ寒くなってきたし、
足、冷えるし、
ラグ欲しいね。と言う状況になってきました。

「でもなかなか一緒にみにいく時間がないよね。」
と言いましたら
「商店街の絨毯やさんで選んでおいでよ。チョイスは任せるよ。」
とオット。
「え、私一人で決めていいの?」と言いましたら
「いいよ。大丈夫。」とオット。

そんなわけで、昨日の夕方、別の用事があって出かけたついでに見に行ってきました。

最初はキリムがいいかな?と思っていたのですが、
見ていたらギャッベの方が良いな。と思いました。

キリムは粗いウールを織って柄を出したジャガード組織のままのラグです。
ギャッベは平織のベースにウールの糸を植え付けて柄をつけながら立ち上がらせて
コーミングをしてから起毛の長さを均一にするためにシャーリングを施したものです。
いわゆる絨毯と言われるものです。

キリムは織ったそのままの状態なので、硬い繊維も含まれていて、触った感触はチクチクします。
ギャッベは丁寧にコーミングされているので、硬い繊維は抜け落ちていて、
肌合いが柔らかくてふかふか感があります。

お店にも、キリムよりもギャッベの方がたくさんのラインナップがありました。

必要なサイズ感のものの中から、
伝統柄の花柄じゃなくて、
ちょっとポップな色や柄のものを見せてもらいました。

店内のストックがとても豊富で見れば見るほど欲が出てしまって
「決められないよ〜!」と言う感じで沼にハマりそうになってしまったのですが、

一つ、すごく好きな色合いのギャッベがありました。

「あれ、見せてもらっても良いですか?」と言って
出して広げてもらいました。

色合い、柄の配置、すごく素敵でした。
そのギャッベに寝転ぶオットの姿が浮かんできました。

「これ、すごく良いものです。打ち込みが高くて、使っているウールもとてもいい。
繊維に光沢があります。」
と、おそらくトルコ人であると思われるお店の人が言いました。

お値段を見たら予算の3倍以上でした。

「これはココから55%割引になります。とても良いものはとても高いのでなかなか売れないから、これ、お買い得です。」

それでも予算オーバーだったのですが、
色合い、柄など、すごく気に入ったので、「これを買います。」
と言ってしまいました。


仕事を終えて帰ってきたオットに
「今日絨毯選んできたよ。すっごく可愛いものを選んだから、きっと気にいるよ。」
と言いました。
「でも高くなっちゃった。」
と言いましたら
「いくらぐらい?」
と言われましたので、
「あんなんでこんなんで、この売値がこの値段になっててお買い得商品ではあったけど、大幅に予算オーバーしてしまった。」
と言いましたら、オット、のけぞっていました。

「高い買い物しちゃったから、また頑張って仕事しなくちゃ。」
と言いましたら
「今までも十分頑張って来たんだから、良いんじゃない?気にいるものが見つかってよかったね。」とオット。

不覚にも涙がポロポロと出てしまいましたよ。

泣いている私を見て、オットも少しだけ泣いていました。
改めて、「優しくて良いお婿さんをもらったな〜。」としみじみと思いました。

改めて、「この人を一生大事にします。幸せにします。」
と思いましたよ。


「男が女を一方的に大事にして幸せにするもの」と言う社会通念が、いまだに蔓延っているみたいですが、
お互いの自由や尊厳を守るためにはそれは無理があるのではないかな?と思っています。

ずっと一緒に暮らす関係性では、やじろべえみたいに、お互いの質量が釣り合っていないとなかなか成り立ちにくいものなんだろうなあと思うので。

誰かが一方的に我慢し続ける関係性は、
家族間や夫婦間、会社の人間関係や友人関係などにおいてとても多く見られる現象ですが、
それ、なくなって欲しいなあ。

と、


私は思います。

投稿者: wildberryshopblog

Wildberryという生地のネットショップの店主です。

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